【転載】国立天文台・天文ニュース(547)
山梨県、八ケ岳南麓天文台の串田麗樹(くしだれいき)さんは、5月2日(日本時)、「おとめ座」の東部にある銀河NGC5468に、16.5等の超新星を発見しました。これは口径40センチのシュミット・カセグレン望遠鏡とCCDによる発見です。
この発見は洲本市の中野主一(なかのしゅいち)さんを通じて国際天文学連合へ報告されました。
この超新星の位置は、
赤経 14時06分37.59秒 赤緯 -05度26分21.9 秒 (2000.0)
で、銀河中心から東に40秒、北に50秒の位置にあります。
この超新星は、串田麗樹さんが発見した9個目のもので、1999年12月のSN 1999 gi 以来のことになります。
ホイップル天文台(アメリカ)の1.5メートル望遠鏡での観測によると、これから明るさの極大を迎えると予想されます。
2002年5月7日 国立天文台・広報普及室