【転載】国立天文台・天文ニュース(540)
国立天文台野辺山宇宙電波観測所ではこの夏、45m電波望遠鏡を使った「電波天文観測実習」を行います。当観測所は、45m鏡・10mミリ波干渉計を用いて多数の星間分子の発見、原始惑星系ガス円盤の検出、銀河中心にある巨大質量ブラックホールの発見など数多くの重要な研究成果をあげています。また、現在南米チリに大型ミリ波サブミリ波干渉計を作るALMA計画を進めています。この「電波天文観測実習」は、天文学に関心をもつ大学生の皆さんに研究の最前線で活躍中の45m鏡を使った観測実習を通して、電波天文学の実際にふれていただくのがねらいです。参加者には普段研究者が行っている45m鏡の操作、データ取得・解析、結果のまとめをしていただきます。特に専門知識は必要ありませんが、大学で物理実験を経験していることが望ましいです。
● 開催日程:平成14年8月5日(月)13時30分〜8月9日(金)11時30分(4泊5日) ● 場所: 国立天文台野辺山宇宙電波観測所(JR小海線野辺山駅から徒歩40分) ● 定員: 8名程度 ● 対象: 大学の理科系学部(教育学部の理科系も含む)に属する学生(1〜4年生) ● 費用: 旅費・滞在費・障害保険は自己負担(滞在費+障害保険=7000円程度) ● 応募方法:住所、氏名、所属大学及び学部・学科、学年、年齢、性別、 電話番号、E-mailアドレス(持っている場合)を明記の上、 以下の(1)〜(4)に回答し、7月8日(月)必着で下記の応募先まで送付。 (1)大学で物理実験の経験がありますか? (2)(1)で「はい」と回答された場合、 一番印象に残った実験は何ですか? (3)実習に参加希望の理由は何ですか?(600字以内) (4)この実習を何で知りましたか? a. 雑誌 b. 新聞 c. インターネット d. 人から e. その他 なお、送付された資料は返送いたしません。 ● 選考結果の発表:7月15日郵便で発送 (*上記住所以外への発送を希望する場合は発送先を明記して下さい) ● 問い合わせ先・応募先: 〒384-1305 長野県南佐久郡南牧村野辺山462-2 国立天文台野辺山宇宙電波観測所「観測実習係」 TEL: 0267-98-4333 http://www.nro.nao.ac.jp/~nro45mrt/new45m2.html 封筒に「電波観測実習応募書類在中」と朱書すること
2002年4月4日 国立天文台・広報普及室