【転載】国立天文台・天文ニュース(214)

さそり座新星1998の発見


 チリ、ビニャ・デル・マール市のリラー(Liller,W.)は、10月21日に撮影した写真から、「さそり座」に6.9等の新星を発見しました。「さそり座」といっても「いて座」との境界に近く、いて座ガンマ星の少し西の位置です。ここは、いまのところ、日本では夕刻のしばらくの間見えるだけで、観測しにくい場所です。この新星は「さそり座新星1998」と呼ばれることになりました。オーストラリアのガラード(Garradd,G.)の測定による精密位置は

         赤経  17時 55分 24.99秒
         赤緯 -31  01'  41.5"     (2000.0)

となっています。その後の観測によると、しだいに暗くなっている模様で、10月27日には9.6等と観測されています。

 新星の発見は、今年6月25日に高見沢今朝雄(たかみざわけさお)さんの「へびつかい座新星1998」以来4ケ月ぶり、またリラー氏の発見は今年3月22日の「いて座新星1998」以来7カ月ぶりのことです。

参照

1998年10月29日         国立天文台・広報普及室


転載: ふくはら なおひと(福原直人) [自己紹介]

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