板垣さんが超新星2004eoを発見

著者 :山岡均(九大理)
連絡先:yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp

山形市にお住いの板垣公一さんが、8月の明るい超新星2004djに引き続いて、またもや超新星を発見されました。

超新星が出現したのは、いるか座の棒渦巻銀河NGC 6928で、超新星の位置は、

赤経 20時32分54.19秒
赤緯 +9度55分42.7秒  (2000年分点)、

NGC 6928の中心から東に59秒角、北に7秒角と報告されています。

発見時の17.50日(世界時、以下同様)には17.8等だったこの超新星は、翌日の確認時(18.65日)には17.6等とわずかながら明るくなっています。発見の5日前には18.5等以下で見えなかったことから、爆発からあまり時間の経っていない、新鮮な超新星と期待されます。

この銀河に典型的なIa型超新星が出現すると、極大は16.0等ほどになると期待されます。今後の光度の推移や、スペクトル型の判定が楽しみです。

参考文献

2004年 9月19日

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