2004年1月31日
- 火星探査車の最新画像。スピリットの再開画像とオポチュニティによるパノラマ画像など。
- [Astronomy Picture of the Day] ガンマ線バーストの時、天体から周囲に広がっていくX線リング。
- メガスターの大平氏が開発した、全天映像システム「OGDS」について。福岡で開催されている展示会のリポートも。
- バラ星雲で観測された、若い星から噴き出すジェット(2004年1月24日)について。
- [H-IIAロケット6号機] JAXAは、SRB-Aの部品らしきものが多数発見されている海域へ、2月2日に探索・回収船を出港させるとのこと。
- 国際宇宙ステーションステータスレポート。
- 「はやぶさ」に搭載されているイオンエンジン「μ10」と同型のエンジンの試験運転が終了。通算の運転時間は「はやぶさ」ミッションで想定されている総運転時間の1.3倍。
2004年1月30日
- 小惑星(14500) Kibo(きぼう)の命名が承認されました。小林隆男さんが1995年に発見した小惑星で、「『宇宙の日』ふれあいフェスティバル2003」の会場において子供達により選出された名前です。子供達の命名は「たこやき」「しじみ」に次いで3つめとなります。
- 読売新聞やSpaceDaily.comは、政府が日本の宇宙開発の方針を抜本的に見直すと報道しています。独自の有人宇宙飛行についても早期実現を視野に再検討するとのこと。
- チャンドラ。Jets Spout Far Closer to Black Hole Than Thought, Scientists Say
- オポチュニティの着陸点は「チャレンジャー・メモリアル・ステーション」と命名されたとのこと。オポチュニティは早ければ2月1日か2日に地上におります。スピリットは、回復したわけではありませんが、画像送信が再開されたとのこと。
2004年1月29日
- C/2002 T7 (LINEAR)とC/2001 Q4 (NEAT)の光度観測。
- マーズ・エクスプレスがマリネリス峡谷などの高解像度画像を撮影した件の記事。マーズ・エクスプレス搭載の観測機器を簡単に説明しています。
- プレアデス星団の一星、アトラスの距離を高精度で測定した(2004年1月23日)という件の記事。
- ニコンの新デジタル一眼レフカメラ D70 は、赤い光の感度域をやや長めに設定してあるとのこと。
- マーズ・エクスプロレーション・ローバ関係。スピリット着陸地点周辺の地形に、アポロ1号の事故で亡くなった3人の宇宙飛行士の名前が付けられたとのこと。オポチュニティから送られてきた画像からは、薄いながら地層が確認できたとのこと。
- 1月23日に開かれた、シンポジウム「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本」のレポート。
- ISASニュース、2003年12月。
- 「種子島宇宙センタースペーススクール」参加者募集。3月24日(水)〜3月26日。
- [Astronomy Picture of the Day] M1 かに星雲
- 国際宇宙ステーションの補給を目的として、ロシア・プログレス補給船が1月29日に打ち上げられます。この補給ミッションでは、JAXAの高品質タンパク質結晶生成プロジェクト第3回宇宙実験の試料なども送られるとのこと。
- 日本惑星協会トピックス。
*オポチュニティ着陸に成功、 スピリットにもわずかながら回復の目途
*岩石の露頭が広がる光景
*マーズ・エクスプレス、水の氷を確認 ビーグル2からは依然として応答なし
*シンポジウム 「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本」 - [H-2Aロケット6号機] 宇宙開発委員会調査部会報告を追加。
- 超新星の発見。(SN 2004L-P)
- NEATとLONEOSがそれぞれ昨年9月に独立発見した天体は、彗星であることがわかりました。(P/2003 SQ_215)
2004年1月28日
- スピッツァー望遠鏡がタランチュラ星雲の生まれたばかりの星を包む塵の様子を観測。
- 「オポチュニティ」は順調とのこと。
- 「ビーグル2」は、この3日間の集中的な探査でも発見できず。次は最後の手段として「ビーグル2」の電源を一度切って再起動を試みるとのこと。また、原因究明のため「マーズエクスプレス」の高解像度カメラで「ビーグル2」を撮影できれば、と考えているとのこと。
- asahi.comによると、国土交通省は気象衛星「ひまわり5号」の後継となる「運輸多目的衛星新１号(MITSAT-1R)」を3月末までに受け取ることで、製造元のスペースシステムズ・ロラール社(SSL)と合意したとのこと。
SSL社は昨年7月に経営破綻し、延滞金の免除や追加経費を日本に要求していましたが、合意では追加経費を支払わないかわりに保守点検業務を同社に委託するとのこと。
2004年1月27日
- 木星にもう一つ衛星が発見されました。(S/2003 J 22)
- C/2002 T7(LINEAR)彗星近況。
- 天文台マダム日記更新。「天文台マダム日記番外編」に「はだかのマダム」を追加。
400円ですか。。。
- 「Space Hunter」の表紙にカノープスの写真。
- オポチュニティの着陸地点はメリディアニ平原の中のさしわたし20メートルほどのクレーターの中とのこと。
- [Astronomy Picture of the Day] オポチュニティの最初のカラー画像。
- 昨年3月にM81に出現した SN 2003J に伴星が発見されました。
- チャンドラによるアンテナ銀河の観測(2004年1月22日)について。
- 国際宇宙ステーションステータスレポート。
- 1月25日におこなわれた「宇宙学校 相模原」について。
2004年1月26日
- 2機目のアメリカの火星探査車、「オポチュニティ」、無事着陸に成功。早くもカラー画像を送ってきています。スピリットが着陸したグゼフ・クレーターとはまったく様相の異なった場所のようです。
- C/2002 T7(LINEAR)彗星の近況。
- 西の空に月と金星が見えています。一番接近したのは25日でしたが。
- サンシャインプラネタリウム再開について、日本プラネタリウム協会より。
- 横浜こども科学館が臨時職員を募集。
- 「スピリット」のトラブルの原因がつきとめられつつあります。
- マーズ・エクスプレスの観測成果が早くも続々とあがりつつあります。南極の極冠に、水の氷の存在が確認されています。
- 日本の金星探査計画(Venus Climate Orbiterミッション; PLANET-C)のWebサイトがリニューアルしています。2008年の打ち上げを目指して準備中。
![[PNG] 2004年1月26日 18:00 東京](image/2004/20040126-1800.jpg){kind=link}
2004年1月24日 11:00
- スピリットの状態ですが、交信は出来たものの、まだ深刻な状況です。機能回復に数週間以上かかるという報道もあります。一方、オポチュニティの着陸準備は着々と進められています。
2004年1月24日 10:15
- NASAは、スピリットとの交信に非常に低速ながら成功し、日本時間23日22時36分から20分間に渡ってデータを受信したとのこと。
- マーズ・グローバル・サーベイヤーが、スピリットの着陸地点であるコロンビアメモリアルステーションを撮影しました。着陸に使用したパラシュートの残骸や、エアバッグに包まれて地面で何度もバウンドした跡まで特定できたようです。
- もう一台のアメリカのマーズローバー「オポチュニティ」は、太平洋標準時の24日21時5分頃(日本時間25日14時5分頃)に着陸する予定です。
2004年1月24日
- すでに報道されていますが、スピリットからのデータ通信が途絶しました。かなり深刻な状況であるようです。日本時間で22日頃から？
- アストロアーツの天文ニュース。今日は4件。
- 今年12月30日に打ち上げ予定のアメリカの彗星探査機「ディープ・インパクト」に名前を載せる「塔乗手続き」が1月末で締め切られます。
この衝突実験で彗星がバーストし、肉眼彗星になるかも知れない、なんてことが書かれています。
- ハッブル宇宙望遠鏡が天王星と海王星を撮影。
- [Astronomy Picture of the Day] NGC 4631 鯨銀河。
大スクリーンで見てみたい
- 中国とアメリカの研究者が、バラ星雲の中にジェットを噴き出している若い恒星を発見。
- アリゾナ大スペースウォッチプログラムの画像を解析しているボランティアが、地球に接近する小天体を発見。
- リック天文台超新星サーベイによる超新星の発見。(SNe 2004H, 2004I, 2004J, 2004K)
2004年1月23日
- プレアデス星団の星の一つ、アトラスまでの距離がより詳細に測定され、地球からの距離が434〜446光年と求められました。
- オーストラリアのパークス電波望遠鏡によって、初めて、パルサー同士の連星が発見されたとのこと。
- スピリットによる探査でわかってきたこと。
- [Astronomy Picture of the Day] スピリット着陸地点、「コロンビア・メモリアル・ステーション」
- メガスターIIのイベント情報。既報のものですが、福岡の展示会とKiroroのライブの情報が掲載されています。
- リニューアルオープンするサンシャインプラネタリウムの名称は「サンシャインスターライトドーム」 愛称“満天”。3月20日オープン。
- [H-2A 6号機] SRB-Aの探索状況について。
2004年1月22日
- 山梨県の串田麗樹さんは、1月19日（世界時）の観測から、「おとめ座」のNGC 5668に17.2等の超新星を発見しました。(SN 2004G)
- C/2002 T7 (LINEAR)彗星、7.8等に。C/2001 Q4 (NEAT)彗星は9.6等。
- X線観測衛星チャンドラによるアンテナ銀河の観測。
- アストロアーツがハーバード・スミソニアン天体物理センターのリリースを次々に紹介しています。
- [Astronomy Picture of the Day] アディロンダック。
- 報道によれば、スピリットによる土壌分析の結果、着陸点付近の土壌には硫黄分なども多く含まれ、地球ではハワイの火山地帯に似た地域があるとのこと。
- 日本惑星協会トピックス。
*スピリット調査を開始
*スピリットの最初のターゲット
*マーズ・エキスプレスが撮影した最初の画像
*最も広いハッブル・ディープ・フィールド - KiroroとメガスターII(大平貴之さん)のコラボレーションライブ「KIRORO プラネタリウムライブ with 大平貴之」。2月6日、東京。
- Tokyo FM: Miki Sakajo's Beautiful - ライブの告知がポップアップで出ます
- Kiroro: 「もう少し」の告知ページ
- Kiroro オフィシャルホームページ
![[星図/PNG] SN 2004G の位置(R.A. = 14h33m21s.40, Decl. = +4o26'49".5)](image/2004/sn_2004g_map.png){kind=link}
2004年1月21日
- ハーバード・スミソニアン天体物理センターの専門家が、SOHOによるC/2002 X5工藤・藤川彗星の観測から、同彗星の尾に大量の炭素が含まれていたことをつきとめたとのこと。
- 恒星と惑星たちのサバイバルレース。
- 銀河団に高速で突入しながら長大な尾を引いている銀河が観測された。
- [H-2Aロケット6号機] 事故調査状況報告。
- ISS搭乗宇宙飛行士活動レポート。
- マーズ・エクスプレスが火星の詳細画像を送って来たとのこと。撮影したのはマリネリス渓谷の一部。
- スピリットが、最初の探査対象である岩石「アディロンダック(偉大な岩)」まで移動したとのこと。3メートルのドライブでした。また。また、着陸地点の近くにある岩に「スシ」「サシミ」一帯に「ワサビ地区」と命名したとのこと。
- オポチュニティの着陸も迫っています。
- リック天文台超新星サーベイは、12月22日（世界時）の観測からPGC 11402に約16.5等(28.2日には約17.0等)の超新星を発見しました。(SN 2003ls)
- IAUC 8271: 2003ls NEAR PGC 11402; 2004D, 2004E,, 2004F
- SN 2003ls の位置: R.A. = 3h01m00s.39, Decl. = -10o53'04".5
- さらに、リック天文台超新星サーベイは、1月前半の観測から3個の超新星を発見しました。(SNe 2004D, 2004E, 2004F)
- 時事通信は、ワシントン・ポストの世論調査で、新宇宙開発計画への反対62%、賛成31%と報じています。
- 「真の目的は「シャトルと宇宙ステーション計画廃止」か」の後半。
- ナショナル・ジオグラフィックが、ハッブル宇宙望遠鏡の存続を求める署名活動をおこなっています。
2004年1月20日
- C/2002 T7(LINEAR)彗星近況。
- [Astronomy Picture of the Day] 探査機STARDUSTがWild第2彗星をフライバイした際に撮影した、同彗星の動画。
- メガスターII 2号機「ミネルヴァ」がほぼ完成したとのこと。また、福岡で、メガスターIIの上映と 開発者大平さんの展示会が行われるとのこと。
- 大気発光の波状構造の解明を主目的としたJAXA/ISASの観測ロケットS−310−33号機、観測に成功。
- JAXA、H-2Aロケット第2段目のLE-5Bエンジンの技術データ取得試験を実施予定。
- 報道によれば、JAXAはH-2AロケットのSRB-Aの一部と見られる部品を発見、撮影したとのこと。
- ブッシュ米大統領発表の新宇宙戦略に対する、Wired Newsの記事いくつか。
- 国際宇宙ステーションステータスレポート #04-04の和訳。
- 火星の研究者が世界中の子供達に「石を送ってください」と呼びかけています。送ると、マーズローバーに載せているのと同様の機械を使って分析し、Webに載せてくれるとのこと。
2004年1月18日
- 報道によれば、NASAは2006年に予定していたハッブル宇宙望遠鏡(HST)の保守作業を取り止めるとのこと。ブッシュ米大統領の新宇宙戦略でシャトルの引退が早まった影響とのことで、HSTは早ければ2007年にも寿命がつきる恐れがあるとのこと。
- asahi.com(1月17日): ハッブル望遠鏡、０７年に寿命？ ＮＡＳＡが補修見送り
- Yahoo!News(1月17日): 「ハッブル宇宙望遠鏡」が事実上の引退へ
- Spaceflight Now: NASA cancels final Hubble telescope servicing mission
新宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)はどうなってましたっけ。
- その James Webb Space Telescope のWebサイト。2011年打ち上げ予定。もしもハッブル宇宙望遠鏡が2007年で機能停止すると、4年以上のブランクがあきます。
- [Astronomy Picture of the Day] そのハッブル宇宙望遠鏡による土星のベストショットです。
- [Spirit] ロボットアームを展開、地表の土壌を接写。
2004年1月17日
- 板垣さんの超新星連続発見について。同じ人が一週間以内に2つ新天体を発見した例はかなり珍しいようです。
- [Astronomy Picture of the Day] スピリットが撮影した画像で作成された、火星地表面(魔法のじゅうたん)の三次元画像。
- 国立天文台公開講演会。1月17日。
当日になってしまいましたが。
- ぐんま天文台、14日に太陽から長く延びたプロミネンスを撮影。
仙台市天文台がダークフィラメントを撮影したのと同じ日です。
- 技術試験衛星VIII型、衛星システムの「熱真空試験」が無事終了。
- 野口宇宙飛行士が記者会見。
- 時事通信は、ロシアも2015年までの長期宇宙開発計画を年内に策定すると報道しています。
- JAXAトピックス。ブッシュ大統領発表「宇宙探査計画のための新ビジョン」。
- ロイターは、ゴア前米副大統領がブッシュ大統領が発表した新宇宙開発計画を批判したと報道しています。
- Wired News。ブッシュ米大統領が発表した新宇宙政策について。
- アメリカ海軍天文台は、1月12日（世界時）の観測からNGC 3683に14等(Kバンド)の超新星を発見しました。(SN 2004C)
- IAUC 8269: 2004C; C/2002 X16, 2002 Y4, 2003 A3, 2003 A4, 2003 A5
- Latest Supernovae
- SN 2004C の位置: R.A. = 11h27m29s.72, Decl. = +56o52'48".2
2004年1月16日
- 今年2個目の超新星も、なんと板垣さんです。山形市の板垣公一さんは、1月12日（世界時）の観測から、「エリダヌス座」のIC 390に17.8等の超新星を発見しました。(SN 2004B)
- 板垣さんによる超新星2004Bの発見画像。
発見画像 ![[JPEG]](image/2004/itagaki/PSN2004B.jpg)
比較画像 ![[JPEG]](image/2004/itagaki/IC-390.jpg)
- 日本で最初に発見された小惑星の一つ、(1089) Tama が連星(連小惑星)であることがわかりました。
- 太陽表面に出現した長大なダークフィラメントを仙台市天文台が撮影、画像を公開。
- 4次元デジタル宇宙プロジェクト [天の川の秘密]一般公開。2月28日、事前申し込み制。
- 4次元デジタル宇宙プロジェクト(タイトル未定)一般公開。3月27日、事前申し込み制。
- メガスター2の新しいイベント情報。
- [Spirit] 火星地表に降り立つことに成功した模様。いよいよはるかな東へ、距離数キロの旅のはじまりです。
- 初期の宇宙はかなり早い時期に予想以上に成熟していたという研究結果。
- ブッシュ米大統領、アメリカの新しい宇宙開発計画を発表。
- NASA: NASA's Future: Exploration and Discovery
- 月探査情報ステーション: アメリカ、新宇宙政策を発表
- 米惑星協会: To the Moon and Then to Mars: President Bush Outlines a New Vision for Space Exploration
- Yahoo!News トピックス: 宇宙開発
![[星図/PNG] SN 2004B の位置(R.A. = 4h42m04s.71, Decl. = -7o12'08".2)](image/2004/sn_2004b_map.png){kind=link}
2004年1月15日
- 1月18日早朝、さそり座デルタ星が月に隠されます。出現は暗縁からとなります。
- [Spirit] ローバーの探査コースの予定が立てられています。着陸地点から北東250メートルのクレーターの縁に向かい、そこから南東約3キロの丘陵地帯を目指すようです。
- [Spirit] 周囲の画像に見られる丘が Mars Global Surveyor の画像なども使って特定されています。名称もつけられました。 同時に、 Mars Global Surveyor の画像で Spirit の着陸点も示されています。
- [Spirit] Spiritの火星着陸について。
- 葛飾区郷土と天文の博物館、天文ボランティアを募集。
- 日本惑星協会トピックス。
*液体の水の証拠?スピリットの着陸地で炭酸塩の存在が確認される
*スピリットから届いた最新画像
「はやぶさ」、順調に飛行 小惑星「イトカワ」は6月後半に地球に最接近 - シンポジウム「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本」。1月23日、東京。
2004年1月14日
- 板垣さんの超新星発見についての国立天文台・天文ニュース。また、IAUC 8266 によれば、II型超新星の可能性があるようです。
- [Spirit] 地表を走りまわるための段取りが着々とすすみつつあります。
- [Spirit] 着陸点からの360度パノラマ画像が公開されています。225枚の画像をつなぎ合わせて作成したとのこと。
- [Astronomy Picture of the Day] こちらは月面のパノラマです。アポロ15号の着陸時に撮影されたもの。
- [Spirit] データから合成した、火星地表の一部の立体画像が公開されています。Spiritのエアバッグがこすった場所とその周辺です。このエアバッグの跡は「魔法のカーペット」と名付けられたとか。
- 国際宇宙ステーション(ISS)のステータスレポート、#04-02(日本時間2004年1月10日)、#04-03(日本時間2004年1月13日)。気圧低下とその調査について報告しています。
- 2003年度コズミックカレッジ・エデュケータコース（1日コース）のレポート。
- ISS・きぼうウイークリーニュース。
- 読売新聞は、ブッシュ米大統領が14日に発表する予定の新宇宙政策について、AP通信が実施した世論調査では米国民の半数以上が「宇宙開発よりも福祉や教育に予算を使うほうがよい」と回答した、と報じています。
- 共同通信によれば、九州大学など日米4大学の学生が共同ですすめている小型衛星打ち上げ計画「QUEST」が、米国の国際武器取引規制のため部品を米国から日本に持ちだせず、暗礁に乗り上げているとのこと。
2004年1月13日
- [しぶんぎ座流星群] 最終速報。極大夜(3日夕〜4日朝)は平均HR30、ZHR100。例年に比べて活発だったようです。。
- 今年に入ってからのC/2002 T7(LINEAR)彗星。
- 共同通信の報道によると、先日から発生していた、国際宇宙ステーションの気圧低下の原因は、米国製実験棟「デスティニー」の、ホースに亀裂が発生していたためとのこと。応急措置を施し、現在は気圧は安定しているようです。
- 共同通信の報道によると、日本の情報収集衛星の4機体制での運用は、2006年度以降となるとのこと。
- [Spirit] ローバーが地表へ動き出すのは、やはり14日頃からのようです。
2004年1月12日
- 板垣さんによる超新星2004Aの発見画像が届きました。
発見画像 ![[JPEG]](image/2004/itagaki/PSN2004A.jpg)
比較画像 ![[JPEG]](image/2004/itagaki/NGC-6207.jpg)
- [Spirit] ロイターの報道によれば、火星地上の走行は13日にも開始できる見込みとのこと。
- 2003年度コズミックカレッジ・キッズコースのレポート。
2004年1月11日 14:00
- 今年最初の超新星の発見者は日本人です。山形市の板垣公一さんは、1月9日（世界時）の観測から、「ヘルクレス座」のNGC 6207に15.7等の超新星を発見しました。(SN 2004A)
![[星図/PNG] SN 2004A の位置(R.A. = 16h43m01s.90, Decl. = +36o50'12".5)](image/2004/sn_2004a_map.png){kind=link}
2004年1月11日
- 小惑星 (121)Hermione(ハーマイオニー:)の形状がケック10メートル望遠鏡によって観測されました。二つの部分に分かれた形状で、「ピーナッツ状」「雪だるま状(２つの膨らみの大きさが異なる)」のいずれかの形状であることが考えられるようです。
- Beagle 2 は、9日22時27分(日本時間)のMars Expressの通過時にも信号がありませんでした。次の交信機会は10日23時04分(日本時間)です。
- 1月16日と2月18日に、条件の良い、小惑星による恒星食が予報されています。
- 既知の恒星の中で最も明るい恒星の記録が更新されました。今回発表された星は太陽から45000光年の距離にあるLBV 1860-20という天体で、太陽の4000万倍の明るさとのこと。
- [Spirit] ローバーを「立たせる」ための作業が始まったとのこと。
- [Spirit] 報道によれば、Spiritの観測で、着陸地点周辺に、水のある場所で生成される炭酸塩鉱物などが存在していることがわかったとのこと。
こういうのはちゃんとリリースが出るのを待った方がいいのかな。
- 報道によれば、14日にブッシュ米大統領が発表を予定している新宇宙開発計画で、多目的の新型有人宇宙輸送システムの開発予算を要求する見通しとのこと。シャトルは退役することになります。
- Yahoo!News(1月10日): ＜新型宇宙船＞米が開発へ スペースシャトルは退役（毎日新聞）
- Yahoo!News(1月10日): 米、新型宇宙船開発へ スペースシャトル退役も
- asahi.com(1月10日): スペースシャトル引退も 米、新宇宙輸送システム開発へ
- washingtonpost.com ここが出所みたいです
新型宇宙船はアポロ宇宙船みたいになるようです。
- [H-2Aロケット6号機] 事故調査関連のプレスリリース更新の追記。SRB-Aのノズル断熱材(ライナアフトB2)が、燃焼ガスの熱で想定以上に侵食し、断熱不良が起きた可能性があるとしています。この断熱材は断熱と引き換えにある程度侵食されるもののようなのですが、局所的に想定以上に侵食された可能性があるようです。
2004年1月10日
- [Spirit] スリーピー・ホロウ。
- [Spirit] 1月3日午後5時から1月6日午後11時半までの間に、NASA関係Webサイトのアクセスは合計9億1600万ヒット、データ配信量2.2テラバイトに達したとのこと。2003年全体のアクセス数は28億ヒット。また、あたらしいパノラマ画像がとどいています。
- そのSpiritのエアバッグの素材は、日本のメーカが作ったとのこと。
- ハッブル宇宙望遠鏡のACSカメラで捉えられた、ビッグバン直後から銀河の形成が始まっていたことを裏付ける「記録破り」の銀河団2つの画像。(2003年1月4日、2004年1月5日)
- [Spirit] 報道では、Spiritの着陸時に使われたエアバッグの処理に手間取っているため、ローバーが地表を動きまわるようになるのは14日移行になりそうだとのこと。
- ブッシュ米大統領は来週にもあらたな宇宙計画を発表する見通し。月面有人基地の建設や火星の有人探査などが目標にかかげられるとのこと。
- [H-2Aロケット6号機] 事故調査関連のプレスリリース更新。
- [みどりII] 調査状況のプレスリリース。
- 「のぞみ」の火星軌道投入断念について、ヨーロッパ宇宙機関とカナダ宇宙庁からのメッセージ。
- リック天文台超新星サーベイは12月28日（世界時）の観測から、約15.9等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2003lq)
- LONEOSが発見した彗星 P/2003 UD 16 は、パロマスカイサーベイが1989年12月17日と1991年2月19日に撮影した写真で確認され、159Pの周期彗星番号が付きました。
同じIAUCでは9個のSOHO彗星の発見も報じられています。
2004年1月9日
- Mars Express が Beagle 2 との交信を試み、うまく行かなかったことについて。ESAはこの先もまだ交信できるチャンスはあると期待しているとのこと。
- 流星電波観測報告会2004、2月14日、愛知県。
- スペインで大火球。隕石落下の可能性大との報道も。
- 「2004年春期コズミックカレッジ・ファンダメンタルコース」参加者募集。
- 国際宇宙ステーションNASAステータスレポート。
風邪をひいて熱が出てきているので、今日はこのへんで。
2004年1月8日 7:30
- Mars ExpressとBeagle 2の交信の最初の試みは失敗しました。
- [H-2Aロケット6号機] 読売新聞は、JAXAが失敗の原因とされている固体ロケットブースタSRB-Aをフィリピン沖海底で確認したと報道しています。
確かなところは後で。
2004年1月8日
- 今年春に期待される C/2002 T7(LINEAR) と C/2001 Q4 (NEAT) の両彗星について。C/2001 Q4 彗星は現在南半球でしか観測できませんが、C/2002 T7(LINEAR)は北半球でも好条件にあります。
- CNNによれば、太陽系から48光年の距離にある、さそり座18番星は「双子」と言ってもいいくらい太陽に良く似ており、知的生命の存在への期待が高まっているとのこと。
- X線観測衛星チャンドラとハッブル宇宙望遠鏡による観測。
- 太陽活動が活発化しています。大きな太陽黒点も出現しているようです。
- 今年の干支です。年賀状につかった人多いでしょうか。
- 火星探査車Spiritの着陸地点は「コロンビア・メモリアル・ステーション」と命名される計画とのこと。
- Spiritによるカラー画像が公開されました。写真の精度に担当者が「衝撃と畏怖」を覚えたとのこと。またこの画像から、着陸地点周辺の土壌は粘着力があるようだというコメントもあります。
- アストロアーツ: 火星探査機スピリットからの鮮明なカラー画像
- マーズ・エクスプロレーション・ローバ トピックス
- Yahoo!News トピックス - 火星探査
- asahi.com(1月7日): 火星探査車スピリット、初のカラー写真を撮影
- CNN.co.jp(1月7日): 火星探査機からカラー写真、高解像度に「衝撃と畏怖」
- JPL News: Color Picture from Spirit is Most Detailed View of Mars Ever Seen
- NASA/JPL: Spirit's Airbags Leave Trail Spiritのエアバッグがひっかいたあと。
1月6日のSpaceDailyに載ったのは色をつけたものですね:p
- Spiritの初カラー画像のフルサイズ画像です。「衝撃と畏怖」を感じて下さい。
- NASAによるマーズローバー関係の画像やニュースリリースなど。
- TPS/JメールのYMコラムで、Spiritの着陸と、撮影した画像などについてコメントされています。
- パソコンの壁紙につかえる、マーズローバーの画像。
- Spiritの画像送信成功について。
- 日本惑星協会トピックス。
*スピリット無事火星に着陸
*火星の極周回軌道に到着したマーズ・エクスプレス
*探査機スターダスト彗星に遭遇 - JAXA宇宙科学研究本部の鶴田本部長による新年のあいさつが掲載されています。
- 2003年に国内でオープンしたプラネタリウム施設の一覧。
2004年1月7日
- [しぶんぎ座流星群] 例年に比べて比較的活発であった模様。極大夜の3日から4日にかけての夜は平均HR30、4日5時台にHR45。火球の報告や明るい流星の割合も多かった。電波観測では4日14時台に極大が現われたとのこと。
- ALMA計画の近況と講演会の予定。
- 時事通信、asahi.comによれば、Spiritの計画責任者は、着陸地点に近いくぼ地を「眠りのくぼ地」（スリーピー・ホロウ）と命名し、Spiritの最初の探査目標になる可能性が大きいことを明らかにしたとのこと。
- Yahoo!News(1月6日): 「眠りのくぼ地」が最初の目標か＝火星の立体画像公開−米探査車
- asahi.com(1月6日): 火星探査車スピリット最初の探査地点は小クレーター
- Yahoo!News(1月6日): 眠りのくぼ地
- (参考:-)DVD: スリーピー・ホロウ コレクターズ・エディション
- Spiritの着陸点の周囲を写した立体(3D)画像が公開されています。立体視用の眼鏡をかけると立体に見えるとのこと。
- 12月8日に開催された太陽地球環境情報サービス「臨時」ユーザーズフォーラムの講演資料。
2004年1月6日
- EOS-10Dで撮影した画像の画像処理事例のページ。長時間露出で発生し、画像に赤く写る熱ノイズをダーク補正で除去できることを示しています。
- 読売新聞は、太陽系外惑星を捜索するアマチュア天文家のネットワーク作りを、日米の研究社が計画していると報じています。
- Yahoo!News(1月5日): 太陽系の外の惑星、アマ観測家の輪で見つけよう(読売新聞)
- 井田茂ホームページ 呼びかけ人の井田茂・東京工業大学助教授のホームページ(この件の情報はありません)
- Spiritの状態は順調で、NASAの探査チームは、一週間以上かけてローバの状態の確認をおこないます。
- Spiritが送ってきたカラー画像が公開されています。
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- Spiritが着陸中に撮影した画像があります。
- ヨーロッパのMars Expressは4日、軌道変更をおこない、遠火点距離4万キロ、近火点距離250キロの軌道に移行しました。
- 月探査情報ステーション：マーズ・エクスプレス トピックス
- ESA: Orbiting the Red Planet Closing in on the Red Planet: Mars Express orbit lowered
Mars Expressは7日に Beagle 2 の着陸地点の上空315キロを通過します。
- JAXA Webサイトのコラム「宇宙発の技術をビジネスに」。
- シンポジウム「月で拓く新しい宇宙開発の可能性と日本」、1月23日。
- asahi.comによれば、中国は、2020年までに火星へむけ探査機を打ち上げる計画であるとのこと。
- [Astronomy Picture of the Day] Spiritの初画像。
- 「はやぶさ(MUSES-C)」関係のニュースです。7月から巡航運転を開始したイオンエンジンは快調とのこと。今年6月ごろには地球と再会合し、速度ベクトルを小惑星に到達するように曲げるスウィングバイがおこなわれます。また「はやぶさ」の目的地である小惑星「イトカワ」が20等で撮影されたとのこと。
- 「星の週報」編集者の加藤よしかずさんに由来する名が小惑星8102番に命名されました。(MPC50248, 誠文堂新光社「天文ガイド」2004年2月号)
2004年1月5日
- [しぶんぎ座流星群] 電波観測の速報では、世界時で4日にはいるあたりから一気にグラフが延びているようです。
- Spirit(スピリット)着陸のその後のリリース、報道など。
- NASA/JPL: Spirit Lands On Mars and Sends Postcards - 初画像とそのリリース
- Yahoo!News(1月4日): 火星にホールインワン ４億８７００万キロ飛行（共同通信）
- Yahoo!News 写真ニュース(1月4日): 米火星探査車・火星から送ってきた画像(時事通信) スピリット自身を撮影
- [Astronomy picture of the Day] Spirit Rover Bounces Down on Mars 着陸時の想像図
- ハッブル宇宙望遠鏡。Images from Hubble's ACS Tell a Tale of Two Record-Breaking Galaxy Clusters
2004年1月4日 18:35
- Spirit(スピリット)が、火星着陸後初の画像を送ってきたとのこと。
2004年1月4日 15:45
- [しぶんぎ座流星群] 4日早朝は、観測条件が良くなかった割には比較的活発な活動が見られた模様。
- Spirit(スピリット)の火星着陸成功の報道など。
2004年1月4日 14:35
- 【速報】アメリカの火星探査車 Spirit(スピリット)、着陸に成功。
2004年1月4日
- スターダスト探査機は日本時間の3日早朝にWild第二彗星の核に接近し、コマを形成する物質などのサンプルの採取に成功しました。また核の画像などを撮影しました。
- ニュースリリース: NASA Spacecraft Makes Great Catch...Heads for Touchdown
- 米惑星協会: Stardust Flies through Dust Storm, Returns Stunning Images from Comet
- [Astronomy Pitcure of the Day] Comet Wild 2's Nucleus from Stardust スターダストが撮影した、Wild第二彗星の核の画像
- asahi.com(1月3日): ＮＡＳＡ、彗星の「雲」採取に初成功 宇宙の謎を解く鍵
- Yahoo!News(1月3日): すい星のちりキャッチ ＮＡＳＡ探査機、核に接近
- Yahoo!News(1月3日): 米無人探査機がすい星の映像撮影、ちり収集も（ロイター）
- アメリカの火星探査車マーズ・エクスプロレーション・ローバのうち Spirit(スピリット)は日本時間4日13時35分ごろに火星へ着陸の予定です。
- X線観測衛星チャンドラの観測。
2004年1月3日
- しぶんぎ座流星群の観測速報。
- 流星電波観測国際プロジェクト「しぶんぎ座流星群観測速報」を選択
- 「しぶんぎ座流星群」は「しぶんぎ座流星群」が正式な名称で、「りゅう座ι(イオタ)流星群」は、あくまで通称とのことです。
- スターダスト探査機のWild第2彗星突入は日本時間で3日早朝になります。
- 東大と東工大の学生によるCubeSatは現在も元気とのこと。
- 人工衛星「まいど1号」の打ち上げを計画している東大阪宇宙開発協同組合がサポーターの募集を計画中です。現在準備中で、詳細は後日とのこと。
- 日本の月探査機LUNAR-Aは2004年度の打ち上げを計画しています。
- 宇宙作家クラブによる2003年の宇宙十大ニュース。
星が好きな人には「6万年ぶりに火星が地球に大接近」が一位でしょう。
- 超新星の発見。昨年12月13,15日の観測でESSENCEプロジェクトが10個、25,26,28,31日の観測でT. Puckettさんらが5個、発見しています。
2004年1月1日
- 今年は。。。(誠文堂新光社「天文年鑑2004」による)
- 西暦2004年、平成16年
- 干支：甲申(きのえさる)
- 1月1日9時JSTのユリウス通日：2453005.5
- 同 12時JSTの月齢：8.7
- 年の最初の新月：1月22日
- 年の最初の満月：1月 8日
- 伝統的七夕(旧暦七夕)：8月22日
- 中秋の名月：9月28日(満月と同日)
- 主要な天文現象(編集後記)
© 2004 ふくはらなおひと（福原直人）[自己紹介]