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国立天文台 公開講演会「すばる望遠鏡の挑戦 〜宇宙はどこまで見えてきたか〜」、1月18日。
木星の衛星で、仮符号のみだった11個に新しい名前(10月23日既報)。
まだ名前のついていない衛星が12個あるとのこと。
LINEAR が、10月14日(世界時)に発見した小惑星状天体は彗星でした。2004年4月から6月にかけて、肉眼等級に達する可能性があります。(C/2002 T7)
C/2002 T7彗星と同じ頃、C/2001 Q4 (NEAT)彗星も肉眼彗星になっている可能性があります。
H-2Aロケット4号機の打ち上げが12月14日に決まりました(予備期間:12月15日〜12月30日)。ADEOS-IIなど4機の衛星を打ち上げます。
ISS/きぼうウィークリーニュース、10月29日号。
ロシア、ソユーズを国際宇宙ステーションに向けて無事打ち上げ。
史上初めて、人工衛星「スプートニク2号」に乗せられた犬の「ライカ」、これまで衛星の中で一週間程度生きていたとされていたが、実は打ち上げから数時間で死亡していたことが判明。
三菱電機、日立製作所など6社、準天頂衛星システムの開発と利用促進を図る新会社を11月1日付けで設立すると発表。
日本惑星協会トピックス。
21個目の天王星の衛星
盛況だった第53回国際宇宙会議
惑星探査機の信号から音楽が誕生
日本天文学会の2003年春季年会で、中高生が発表するジュニアセッションの5回目を開催予定。発表者募集中。
日本の小惑星探査機MUSES-Cのコンセプトアルバム、"Lullaby of Muses"。11月1日より発売予定。
Taburさん発見の、「いて座」の新星らしき天体に、V4744 Sgr という番号が付きました。
リック天文台超新星サーベイは、10月28,29日(世界時)の観測から、「おおぐま座」のUGC 4322に超新星と思われる天体を発見しました。光度は、10月28.5日の観測で約17.5等、10月29.5日の観測で約17.1等でした。(SN 2002he)
NEATとLINEARが10月上旬の観測で独立に発見した小惑星状天体は彗星でした。(COMET P/2002 T6 ;NEAT-LINEAR彗星)
木星探査機ガリレオが予定している、衛星アマルテアのフライバイについて。フライバイ時に探査機が衛星に引き寄せられる度合いを計測して、アマルテアの質量を調べます。カメラは使用しません。
次が35回目の周回になるのでしょうか。しかもこれは木星を周回した回数。
若田光一さんが宇宙に行ったときに持参した「Philippines Science High Schoolの旗」の返還式典(10月22日既報)が29日開催されました。
ロシアのソユーズ-Uロケットの爆発事故で、燃料系のパイプの残骸から、そこで使われているはずのない鉄とクロムが発見されたとのこと。ロシア航空宇宙局は製造上の欠陥から「悪意ある意図」の可能性まで含めて調査中。
10月30日に打ち上げが予定されているソユーズ宇宙船交換ミッションについて。国際宇宙ステーションには、緊急時に滞在クルーが帰還できるよう、ソユーズ宇宙船が常時ドッキングしていますが、そのソユーズの交換が主目的です。
スペースシャトル・エンデバーを使った、国際宇宙ステーション組立ミッション(STS-113)は、日本時間11月10日打ち上げ予定。
PalmPilot/WorkPadのユーザーで星や天文好きの方が集まるメイリングリスト「宙(そら)Palm」。
[しし座流星群] 2002年 しし座流星群 電波観測ライブ
流星の眼視観測における協定観測、第4回目。11月2日23:00〜3日1:00。(再紹介)
書籍『星の語り部 天文民俗学の課題』(北尾公一、かもがわ出版)
27日に最終審査が行われた第10回衛星設計コンテストで、桑田良昭さんらの「MIcroscopic Test of Newtonian Gravitation and the Casimir Effect(MITONGACE)」と中村友哉さんらの「パネル展開型多目的衛星PETSAT」が大賞を受賞。
国際宇宙ステーションに向かう、ロシアのソユーズ宇宙船の打ち上げは10月30日。
宇宙開発事業団の月探査周回衛星計画(SELENE)のプロジェクト情報更新。
中国、2機目の地球資源探査衛星の打ち上げに成功。
10月12日の国際宇宙ステーションの画像。かなり鮮明に写っています。
オーストラリアの Tabur さんは、10月25.44日(世界時)に撮影したCCD画像から、「いて座」に9.7等(発見時)の新星らしき天体を発見しました。確認されれば、今年「いて座」に発見された新星は4個目となります。
M110(NGC 205)の新星らしき天体について、追加の観測報告がIAUCに掲載されていますが、この中に奈良県の増谷さんによる発見前画像(10月20日)からの測定値も含まれています。
ふくはらも関与した件なので結果報告ということで。
[しし座流星群] 日本プラネタリウムラボラトリーに2002年しし座流星群のページ。
博報堂の月刊誌「広告」2002年11月号付録に「携帯プラネタリウム」。紙工作で、頭にかぶって使用する。もとは宮城県高教研理科部会地学部会で考案され、WEB版「地学わいわい広場in福島」に掲載されたものとのこと。
木星探査機ガリレオの11月の任務について。10月25日に紹介したとおり、アマルテアをフライバイする予定です。2003年9月には木星大気に突入し、観測終了となります。
3個の超新星と思われる天体が発見されました。SN 2002hbはW. M. Wood-Vaseyさんらによって、SN 2002hc, 2002hdはリック天文台超新星サーベイが発見しました。(SN 2002hb, 2002hc, 2002hd)
SOHO彗星追加。(C/2002 U1)
LINEARは、10月25日(世界時)の観測から、「きりん座」に全光度17.3等の彗星を発見しました。(C/2002 U2)
山梨県の信清さん、流星雨を描いた日本の絵を発見。幕末に出現した流星雨を大正時代に回想して描かれたもの。流星雨の記録は古文書には多数あるが絵ははじめて。
東亜天文学会総会(10月27,28日、姫路市科学館)で発表されるとのこと。
第10回衛星設計コンテスト最終審査会。10月27日、東京。一次審査を通過した11作品を公開プレゼンテーション型式で審査するとのこと。
百武さんを偲ぶ会。11月9日、鹿児島県姶良町スターランドAIRAにて。
百武さんは生前、スターランドAIRAの館長を務めておられました。
マックス・プランク研究所の研究者をはじめとするチームが銀河系中心にある天体「いて座A」の回りをまわる恒星を観測し、「いて座A」が巨大ブラックホールである確証をつかんだ件(10月17日、10月19日)について、アストロアーツの記事。
X線観測衛星チャンドラによるNGC720銀河の観測(10月23日)についての日本語による解説。銀河の外に大きく広がったガスが拡散しないようにするには観測可能な天体から計算される質量では足りないことから、やはりダークマターが存在していると考えられるようです。アストロアーツより。
NASAの歴代の探査機が惑星間空間で受信した電波を元にした音楽がアイオワ大で演奏されるとのこと。
国立天文台Webサイトの「ほしぞら情報」に11月、12月のPDFファイルを追加。
[Webサイト紹介] デジカメで天体写真、ということで、雑誌などにも出て話題のフジフィルム FinePix S2 Pro 関連ページ。
木星探査機ガリレオ、衛星アマルテアへの34回目のフライバイを準備。
東北大学の佐宗章弘助教授がレーザーでロケットを打ち上げる技術を研究中。
他にもラム加速機なども研究中です。
NASAが 2003年打ち上げ予定のマーズ・ローバー2003について。10月23日に紹介した 「Send Your Name to Mars」で名前をDVDに記録して搭載する探検車です。2台打ち上げられます。
リック天文台超新星サーベイは、10月16日(世界時)の観測から、「おうし座」と「くじら座」の境界付近にある UGC 2701 に約17.0等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2002gy)
リック天文台超新星サーベイは、10月15日(世界時)の観測から、「くじら座」の銀河に18.3等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2002gz)
リック天文台超新星サーベイは、10月21,21日(世界時)の観測から、「みずがめ座」のNGC 6962に約16.7等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2002ha)
LINEARが、10月5日(世界時)の観測から「エリダヌス座」に発見した天体は彗星でした。初期軌道では公転周期18.475年の短周期彗星です。(P/2002 T5; LINEAR)
国立天文台Webサイト、2002年「しし座流星群」のページを掲載。
日本惑星協会トピックス。
プルート・カイパーベルト・ミッションの推進に拍車/エウロパ・ミッションが復活へ
研究が集中する直径1キロメートル以上の地球近傍小惑星
彗星の中心核のカラー画像
「彗星中心部のカラー画像」は必見です。
岡山天体物理観測所特別観望会。11月23日。要申込。応募多数の場合は抽選。
188センチ望遠鏡で実際に観望できるそうです。
NASDAによる宇宙開発委員会への報告3件。
高速飛行実証フェーズI第1回飛行実験の結果について
国際宇宙ステーションの現状について
H-IIA民間移管対象企業の募集について
「きぼう」の組み立ては一年程度遅れるようです。
NASDA Webサイトのi-Space利用実験計画ページ更新。
NASDA Webサイトの ADEOS-II 環境観測技術衛星ページ更新。
NASDA、H-2Aロケットの民間移管について、移管を希望する企業からの申請を受け付け。
NASDAのペーパークラフトに、ADEOS-II 環境観測技術衛星が登場。
小柴さんのノーベル賞に関連して、カミオカンデ、スーパーカミオカンデのある岐阜県神岡町のWebサイト。
三次元分光器によるNGC 6090の観測に関連して、京都大学理学部宇宙物理学教室のWebサイト。
1999年および2000年に発見された木星の新衛星(うち1個は再発見)に命名されました。名称は以下の通り。
仮符号 | 衛星番号 | 名称 |
S/1999 J 1 | Jupiter XVII | Callirrhoe |
S/1975 J 1 = S/2000 J 1 | Jupiter XVIII | Themisto |
S/2000 J 8 | Jupiter XIX | Magaclite |
S/2000 J 9 | Jupiter XX | Taygete |
S/2000 J 10 | Jupiter XXI | Chaldene |
S/2000 J 5 | Jupiter XXII | Harpalyke |
S/2000 J 2 | Jupiter XXIII | Kalyke |
S/2000 J 3 | Jupiter XXIV | Iocaste |
S/2000 J 4 | Jupiter XXV | Erinome |
S/2000 J 6 | Jupiter XXVI | Isonoe |
S/2000 J 7 | Jupiter XXVII | Praxidike |
京都大の観測の記事、星が爆発的に誕生しているのは、銀河の中心部ではなく、銀河同士の衝突面近くですね。訂正しました。
吉田誠一さんの「今週の明るい彗星」。1位の C/2001 RX14 (LINEAR) 彗星は冬から来年春にかけて10等で観測できます。
X線観測衛星チャンドラがNGC 720銀河を観測。光学観測では見えない高温のガスがより広く銀河を取り巻いています。
流星の眼視観測における協定観測、4回目は11月2日23:00から3日1:00。
京都大、菅井肇助手らの研究チームが、新開発の「京都三次元分光器第2号機(3D2)」を使用して、衝突銀河NGC 6090の衝突面近くで星が爆発的に誕生している様子を、光学観測としては初めて観測に成功。
しし座流星群、世界各地の出現数予想。また国際宇宙ステーション(ISS)からも見られるのではないかとのこと。
ISSからは流星を”見下ろす”形になります。
くじら座の変光星ミラを観測しようというキャンペーン、「クリスマスにミラを見ようキャンペーン2002」。11月1日より12月31日まで。
葛飾区郷土と天文の博物館でおこなわれる、かつしか天文セミナー、「もうひとつの地球はあるのか? 見つかり始めた太陽系外の惑星」。11月17日、東京。
ISS/きぼうウィークリーニュース10/22号
Mars Exploration Rover-2003ミッションの探査機に名前を載せてくれるキャンペーン、締め切りは11月15日のようです。
ISS搭乗宇宙飛行士活動レポート、2002年9月。
[Astronomy Picture of the Day] 南極の今年のオゾンホール。2つに分裂しています。
今日はほとんどNASDAのみです。
スペースシャトル・アトランティスの帰還について。
若田宇宙飛行士が搭乗した2000年のスペースシャトルミッションで、シャトルに積まれて宇宙に行った「Philippines Science High Schoolの旗」の返還式典が、10月29日、Philippines Science High Schoolの代表者を招いて開催されるとのこと。
土井宇宙飛行士による超新星発見についての記事が、NASDAのWebサイトに掲載されています。画像あり。
ユースリポートNo.8、「『宇宙の日』ふれあいフェスティバル2002」体験記。
NASDAの職員による講演活動の予定と実績。10月から11月にも多くの講演が予定されています。
C/2002 O4(Hoenig) 彗星の拡散した画像。崩壊した可能性が高いと考えられます。長野県の大島さんの撮影。佐藤裕久さんのWebサイトより。
ミールにドッキングしたシャトル。1995年の撮影。
日本版スペースシャトル HOPE-X。
超新星2002gw(10月19日)の独立発見者の一人、Takao Doiさんは、やはり日本人宇宙飛行士の土井隆雄さんでした。11年前から超新星の観測を続けられていたとのこと。
なお、先の記事では「くじら座」と記載しましたが、「ろ座」の間違いでした。本文と星図を修正しました。
M110に出現した新星らしき天体について、奈良県の増谷さんが10月5日0時8分(板垣さんによる発見のほぼ1日前)に撮影したCCD画像に写っていたようです。いわゆる「発見前画像」かも知れません。
この件はVSOLJに報告済みです。
LIVE!UNIVERSE、ボランティア募集。また、次の活動は002年11月19日 しし座流星群。
12月にH-2Aロケットで打ち上げ予定の環境観測技術衛星ADEOS2が19日公開されました。
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したレンズ状銀河NGC 2787。暗い塵の腕が核の周りを何本も取り巻いています。
チリのW. Lillerさんは、10月16日(世界時)の観測から、小マゼラン星雲に新星らしき天体を発見しました。
アメリカのTakao Doiさんと南アフリカのL. A. G. Monardさんは、「くじらろ座」の NGC 922 に超新星と思われる天体をそれぞれ独立発見しました。(SN 2002gw)
Takao Doiさんって日本人のように思えるのですがどういう方かよくわかりません。
もしかして土井隆雄(どいたかお)宇宙飛行士。。。??
NEATの10月13日の観測から、「アンドロメダ座」の銀河に19.0等の超新星と思われる天体が発見されました。(SN 2002gx)
ドイツのマックス・プランク研究所の研究者たちが銀河系中心の巨大ブラックホールを回る恒星を直接観測した件(10月17日)で、この観測により、銀河中心にあるのは、やはり巨大ブラックホールであることという確証が得られました。
このブラックホール、質量もさることながら、「太陽系の約3倍の広がり」というのがなんともすごいです。
スペースシャトル・アトランティス、帰還。
10月18日は「後の名月」「十三夜」でした。「旧暦」9月13日です。
過ぎてから紹介しても仕方ないですね。
高速飛行実証フェーズIの第1回飛行実験は無事完了。
「こだま」のアポジ噴射トラブルについて。
スペースシャトル・アトランティス、国際宇宙ステーションでの作業を終え、日本時間19日早くに帰還予定。
ロシア、10月28日に予定されていた、国際宇宙ステーションへ向けたソユーズの打ち上げを2,3日延期するとのこと。
太陽系外の地球型惑星を探す研究者の話。
第17回「大学と科学」公開シンポジウム『星の誕生 〜天の川、マゼラン銀河、そして私たち〜』、10月30日、31日、東京。
たぶん再紹介になります。
日本の月探査計画であるSELENE計画のWebサイト「That's SELENE」に資料室を開設。
せんだい宇宙館に馬頭星雲の画像。
画面左、オリオン座ζ星の下にある星雲は「燃える木」の別名があります。「燃える木」も馬頭星雲も、暗い空で口径の大きな望遠鏡を使えば眼視で見ることが出来ます。
ESA(ヨーロッパ宇宙機関)のガンマ線観測衛星を載せたロシアのプロトンロケットが、バイコヌール基地から無事に打ち上げられました。
プレセツク宇宙基地での事故から2日後の成功でした。
ロシア、10月28日に予定している、国際宇宙ステーションへのソユーズ打ち上げ延期を検討。15日の事故の影響。
Supernova Cosmology Projectは、5月6-8日(世界時)のCerro Tololo天文台での観測から、5個の超新星と思われる天体を発見しました。(SNe 2002gi, 2002gj, 2002gk, 2002gl, 2002gm)
Sloan Digital Sky Survey の観測から、9個の超新星と思われる天体が発見されました。(SNe 2002gn, go, gp, gq, gr, gs, gt, gu, 2002gv)
高知県の村岡さんによる 54P/DE VICO-SWIFT の同定について。なお同彗星は「de Vico-Swift-NEAT彗星」という名称に変わりました。
米国立光学天文台(NOAO)、ケンタウルスAの中心部を撮影した画像を公開。弧状に並んだ青い星は、かつて起きた銀河同士の共食いの証拠とのこと。
マックス・プランク研究所の研究者をはじめとするチームが、銀河系中心の巨大ブラックホールを回る普通の恒星を直接観測。
「なぜプラネをつくるのか?−ボクの子孫繁栄論」。メガスターの大平さんによる文章。
宇宙開発事業団人工衛星追跡管制情報。
平成16年度打ち上げ予定の宇宙開発事業団の陸域観測技術衛星ALOSのプロジェクトトピックス更新。
ISS・きぼうウィークリーニュースの10月15日号。
宇宙開発事業団、宇宙開発委員会に「こだま」が静止軌道にのった件を報告。なお、ドリフト軌道投入時の酸化剤枯渇と他2件のトラブルについても報告。
国際宇宙ステーション組立のスケジュールを一部変更。
ロシア、プレセツク宇宙基地でロケットの打ち上げに失敗、死傷者が発生したのこと。
SOLAR-Bでごくわずかな振動が衛星内をどう伝わるか調べる実験が行われました。
SOLAR-Bに搭載する望遠鏡がどんなわずかな振動も許さないという厳しいものであるために行われたものです。
国立天文台岡山天体物理観測所特別観望会、11月23日。
土星探査機カッシニは打ち上げから5年を迎えました。現在も飛行中で、2004年7月1日に土星に到着予定です。
日本惑星協会のトピックス。
カイパーベルトに巨大な新天体
11万2218枚になった火星の画像: 探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーが撮影
打上げの様子をシャトルから生中継
ハワイのマウナ・ロア山、噴火。
すばる望遠鏡をはじめとする各国の巨大望遠鏡がならぶマウナ・ケア山の隣にある火山です。
M31 アンドロメダ銀河は、十分に暗い空であれば、この時期、肉眼で見ることが出来ます。
M31アンドロメダ銀河の伴銀河M110に出現した新星と思われる天体(板垣さん発見)の写真。すでに減光してからのものです。
C/2001 RX14(LINEAR) 。千村雄一さんの撮影。年末には10等ほどになると予想されている彗星。現時点では眼視は厳しいが冷却CCDカメラではよい対象とのこと。尾がしっかり写っています。
Spaceflight Nowの打ち上げスケジュールでは、H-2Aロケット4号機の打ち上げ日時を12月10日と報じています。NASDAからの発表はまだ無いようです。
宇宙開発事業団と航空宇宙技術研究所、高速飛行実証フェーズI飛行実験を10月17日にクリスマス島で実施。
月の土で太陽電池が造れそうな事が明らかに。いずれ月に人が住むようになった際のエネルギー源に望みが持てるのではないかとのこと。
熱帯降雨観測衛星(TRMM) 5周年記念国際シンポジウム。11月14日、大阪。
[しし座流星群] 「流星の電波観測」から。世界を5度x5度の格子に区切り、各地点の予想出現流星数を各予報者別に計算した図を掲載。輻射点高度や月明かりなども考慮済みとのこと。
宇宙では味覚が変化する、など、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士が記者会見で。
10月28日に国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられるソユーズには、フライトをキャンセルされたLance Bassのかわりにロシアの宇宙飛行士が搭乗するとのこと。
2002年しし座流星群について、R.McNaught、D.Asher両氏による予報が改訂。出現数を上方修正。
2002年しし座流星群の電波観測への参加が呼びかけられています。
[Web紹介] 天文学者の奥様がいろいろと書きつづった話。
ハワイのケックII望遠鏡で赤外線で撮影した、天の川の中心の写真。
Chaos Seen in Movement of Ring-Herding Moons of Saturn
フランスのA. KlotzさんとアメリカのT. Puckettさんは、「うお座」のNGC 7537に超新星と思われる天体をそれぞれ独立発見しました。(SN 2002gd)
SOHO彗星、9個(C/2002 S5, S6, S7, S8, S9, S10, S11, T2, T3)
R. Chassagneさんは、10月7日(世界時)の観測から、「つる座」のNGC 7400に14.1等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2002ge)
NEATのCCD画像から、3個の超新星と思われる天体が発見されました。(SN 2002gf, gg, gh)
10月11日のNEATのCCD画像から、「おひつじ座」に全光度19.1等の彗星が発見されました(P/2002 T4)。日本の村岡さんは、この彗星が1965年に最後に確認された 54P/DE VICO-SWIFT彗星と同一であることを確認しました。
ガンマ線バーストの発生から光学望遠鏡による追跡観測が行われるまでの時間の最短記録がでたとのこと。
ガンマ線バーストは継続時間が短いため、発生から光学望遠鏡などによる追跡観測までの時間をいかに短くするかが正体解明に重要とされています。
過去最大の小天体2002 LM20(「Quaoar」の名称が提案されている)の発見について。
ALMA計画の近況と秋季の講演会スケジュールについて。
ノーベル物理学賞受賞者の一人、Riccardo GiacconiさんはALMA計画の北米側代表者でもあります。
小柴さんのノーベル賞受賞について。また、物理学賞受賞者三名の業績について。
「食変光星キャンペーン2002、アルゴルの食を見よう」。11月から12月の期間、アルゴルと他2つの食変光星の観測を呼びかけ。
宇宙開発事業団、データ中継技術衛星「こだま」(DRTS)を所定の静止軌道に投入を完了。
ISS/きぼうウィークリーニュース。
宇宙科学研究所(ISAS)と三菱重工業、放射線に強いSRAMを開発。
M110に出現したと見られる新星らしき天体、2日後には急速に減光。
テキサス大の研究チーム、主星と伴星が太陽と天王星程しか離れていない連星系のケフェウス座ガンマ星に惑星を発見。惑星は主星のすぐ近く(伴星よりずっと内側)をまわっている様子。
「大学と科学」公開シンポジウム「星の誕生」、10月30、31日。
佐賀県議会、光害防止の条項を含んだ「佐賀県環境の保全と創造に関する条例」を可決、10月7日に公布。注目の条項は事業者が特定の対象物を照射する以外の目的でサーチライトやレーザーの投光を規制する。違反者には罰則もあり。都道府県レベルでは岡山県に続き2例目となる。
日本のノーベル賞科学者と2002年ノーベル賞受賞者展。10月14日まで。12日に緊急講演会を実施。
ぐんま天文台、10日にあらわれた、太陽の大きなプロミネンスを撮影。
ロシアのテレビ局が旅行者を国際宇宙ステーションに送るプロジェクトを計画中。
ノーベル物理学賞受賞、ヨーロッパ南天天文台の記事。こちらの主役はX線源の発見者、Riccardo Giacconi氏。
お芝居の宣伝など。劇団ZIPANGUの「Professor, My Love.」。物理学者の恋愛コメディです。(情報:今石さん)
小柴さんのノーベル賞続報。Yahoo!News他より。
同じくノーベル物理学賞には、X線天文学の創始者の一人に挙げられているリカルド・ジャコーニ氏と、小柴さんと共にニュートリノ天文学の創始者に挙げられているレイモンド・デーヴィス氏が受賞しています。
日本科学未来館には、スーパーカミオカンデの10分の1模型や実物検出器の配置の様子が展示されています。
ノーベル物理学賞の受賞が決まったRiccardo Giacconi(リカルド・ジャコーニ)について。
冥王星軌道の外側に見つかった過去最大の小惑星、Quaoarについて。
名称はまだ研究者が提唱している段階で、正式には命名されていません(そもそも番号登録がまだ)。
X線観測衛星チャンドラの観測「XTE J1550-564: Chandra Tracks Evolution Of X-Ray Jets」(10月9日)について。ブラックホールから高速のX線ジェットが飛び出ているのを初めて観測したもの。
天王星の衛星候補(10月2日)について。現在、追跡観測中。
HSTの観測「Odd Couple Widely Separated by Time and Space」(10月5日)について。
小柴昌俊東大名誉教授がノーベル物理学賞を受賞。カミオカンデを使って太陽ニュートリノを観測、さらに超新星1987Aの観測では超新星から放出されたニュートリノを世界ではじめて検出するなどしました。ニュートリノ天文学を切り拓いた一人です。その功績が認められました。
小柴さんの文章。カミオカンデと、超新星1987Aからのニュートリノ検出や太陽ニュートリノ観測などについて書かれています。
米カリフォルニア大のグループは、太陽系内で最大の小惑星を冥王星のすぐ外側の軌道に発見。直径は約1300キロメートルで、冥王星の約半分。仮符合2002 LM60。Quaoar(クワオア)と命名。
XTE J1550-564: Chandra Tracks Evolution Of X-Ray Jets
宇宙先進国が、月に戻って月開発などをしようとしていないのはなぜ?
せんだい宇宙舘Webサイトに月の暦と4大惑星の見え具合が登場。
スペースシャトル・アトランティス、打ち上げ成功。
板垣さんがM110に新星と思われる天体を発見した件の、国立天文台天文ニュース。
中央農業総合研究センターが宇宙ステーション内で植物の栽培や品種改良ができる装置を試作。
i-Space利用実験計画で、「衛星を利用した災害情報ネットワーク実験」を実施。また「デジタル・ディバイド解消実験」のデモンストレーションを実施。
山形県の板垣公一さんは、10月5日(世界時)の観測から、「アンドロメダ座」のM110(M31アンドロメダ銀河の伴銀河)に新星と思われる天体を発見しました。
銀河系外の新星を発見した日本人は、おそらく初めてとのことです。
スペースシャトル・アトランティスは日本時間10月8日3時〜7時の間に打ち上げ予定。
LINEARは、10月3日(世界時)の観測から、「うお座」と「くじら座」の境界付近に全光度16.2等の彗星を発見しました。計算された初期軌道要素では、近日点距離1.19天文単位、公転周期6.38年の短周期彗星となっています。(P/2002 T1; LINEAR彗星)
W. M. Wood-VaseyさんらはNEATの撮影した画像から2個の超新星を発見しました(SN 2002gb, SN 2002gc)。発見時の等級はSN 2002gbが18.9等(Aug.28.26)、SN 2002gcが17.4等(Oct. 3.88)でした。
吉田誠一さんの「今週の明るい彗星」。今週一位は 46P/Wirtanen彗星です。9月24日にバーストして8等級まで増光、その後急激に減光中とのこと。
「NASDA NEWS」10月号。
緊張状態にある核保有国の上空に直径数メートル規模の天体が大気圏突入すると、その衝撃を敵の攻撃と勘違いして核戦争を始めてしまうおそれがある、と米空軍高官が米議会の公聴会で証言。
天王星の新衛星候補(10月2日)について。BBCより。画像あり。
[HST] Odd Couple Widely Separated by Time and Space
11月19日頃にピークを迎える今年の「しし座流星群」について。
リモート望遠鏡のお披露目と内容説明のあと、いきなりWebプログラミングに挑戦するという、みさと天文台の天文教室「リモート望遠鏡の中身お見せします」。10月13日。要申し込み、1週間前までに。
自動導入どころじゃありませんね。
アメリカのアリゾナ州、チリ、スペイン、フィンランドの電波望遠鏡をつないで地球規模の仮想望遠鏡を作る計画。
11月打ち上げ予定のH-IIAロケット4号機の計画書案。
打ち上げ日は確定していないようです。
H-2AのスクリーンセーバーにMac版登場。
宇宙開発事業団(NASDA)及び独立行政法人通信総合研究所(CRL)、熱帯降雨観測衛星(TRMM)がこれまでに観測した台風のデータをネット上で公開。
スペースシャトル・アトランティスの打ち上げは、悪天候のため再延期され、現地時間10月7日以降の午後2時〜午後6時(日本時間10月8日以降の午前3時〜午前7時)に変更。
SETI@home、参加者数400万人を達成。
9月23日夕方に徳島県北部を飛んだ火球の画像が公開されています。
「ペルセウス座」のアルゴルは食変光星です。普段は2.1等星ですが、およそ3日に10時間ほど3.4等まで暗くなります。
佐渡島、真野町の高校講師宅で、伊能忠敬、高橋景保、間確斉、渋川景佑など江戸時代の代表的な天文・暦学者ら6人の名前を記した書簡が発見されました。
月探査情報ステーションの「今日の月」コーナーに月齢カレンダーを追加。
また、このコーナーには同じ月齢の日に起きた出来事のページもあります。
日本惑星協会トピックス
捉えられた天の川銀河の中心領域
中国の大洪水と干ばつは大量の煤が一因
3年半ぶりのオリエンタレ・ベイスン
オリエンタレ・ベイスンは地球から見ることの出来る最も見事な衝突クレーターですが、月の西側の縁のぎりぎりに位置しているため普段は一部しか見えないところ、今年の10月から12月の早朝は秤動の好機にあたるために観測しやすいとのことです。
日米欧などの国際研究チーム、ビッグバン直後の状態に近い5兆度の超高温状態の再現に成功。
宇宙開発事業団による宇宙開発委員会への報告内容その1。11月に予定されているH-2Aロケット4号機の打ち上げ計画について。
宇宙開発事業団による宇宙開発委員会への報告内容その2。宇宙開発事業団が進めている衛星測位技術開発について。
要するに日本版GPSです。
11月に打ち上げが予定されているH-2Aロケット4号機で打ち上げる衛星です。ADEOS-II(環境観測技術衛星)がメインで、その他、ピギーバックでμ-Lab Sat、WEOSS(鯨生態観測衛星)、Fed Sat(豪州小型衛星)を打ち上げます。
Fed Satはオーストラリアの衛星です。
宇宙開発事業団の打ち上げスケジュールによると、H-2Aは今年度中に5号機まで打ち上げを予定しているようです。5号機で打ち上げられるのは、情報収集衛星です。
1度ぐらい失敗してもいいから、とにかく数をこなすことが打ち上げの実績と信頼性を高める事につながると思います。
日本時間10月3日未明に予定されていた、スペースシャトル・アトランティスの打ち上げは、ハリケーンの接近のため、日本時間10月4日以降に延期になりました。
アマチュアとして初めてのロケット打ち上げを目指すThe Civilian Space eXploration Team (CSXT)は、ネバダ州で彼らの手によるPrimeraロケットの打ち上げを行いましたが、失敗したとのこと。
残念。
M. Holmanさん(Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics)らのグループは、Cerro Tololo Interamerican Observatoryでの観測から、天王星の新衛星と思われる天体を発見しました。
W. J. Merlineさん(Southwest Research Institute)らのグループは、9月28日(世界時)の観測から、小惑星(121) Hermione に衛星を発見しました。Hermioneは直径約209 km、新発見の衛星の直径は約 13 km と見られています。
Great Observatories Origins Deep Survey Treasury Team と Hubble Higher-z Supernova Team は、あわせて7個の超新星を発見しました。(SNe 2002ez, 2002fv, 2002fw, 2002fx, 2002fy, 2002fz, 2002ga)
今年は最終的にいったいいくつの超新星が発見されることになるのでしょうか。
10月3日(日本時間)のスペースシャトルの打ち上げは、ハリケーンのために延期されるかもしれません。
アストロアーツ、10月7日に本社を移転。またそれにともない、10月4日10:00〜18:00の間、Webサーバを停止。
ベルギー王立天文台の植田稔也さんらのグループ、すばる望遠鏡での赤外線観測で、太陽クラスの年老いた恒星の周りに「弾丸」や「角」に似た構造を発見。
石川島播磨重工業、宇宙開発事業を分社化へ。
i-Space利用実験計画パイロット実験のテーマ選定結果。8テーマが決定。
小学生から高校生の「NASDAユースリポーター」による日本のロケット射場の連続見学レポート。
10月3日(日本時間)打ち上げのスペースシャトル・アトランティスの外部燃料タンクに広報用ビデオカメラを取り付け。シャトルでは初。NASA TVで見られる模様。
地球につきまとう小惑星いろいろ。要Java。(今石さんより)
2040年12月までに地球に0.2天文単位まで近づく小惑星のリスト。(今石さんより)