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2002年1月1日、木星が衝(太陽、地球、木星の並びで一直線に並ぶ。この前後が最も見やすい)を迎えます。
1月27日には木星が月に隠される木星食が北日本で見られます。
CNNによる今年の10大ニュース。ミール、Eros、世界初の宇宙観光旅行、国際宇宙ステーション、NASAのゴールディン長官引退、火星探査、太陽系外惑星に大気を確認、Deep Space 1 引退、しし座流星雨、今世紀最初の皆既日食。
一部異論があるかも知れませんが、それぞれでしょうし、第一、CNNはアメリカですので。
北京天文台超新星サーベイは、12月22,23日(世界時)の観測から、「きりん座」のNGC 1961に17.6等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001is)
イギリスのT.Bolesは、12月22日(世界時)の観測から、「うしかい座」のMCG +09-25-15に17.6等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001it)
兵庫県西脇市の「にしわき経緯度地球科学館」、出張観望会のために、科学技術振興事業団が天体望遠鏡などを無償貸与したとのこと。
貸与された望遠鏡の一群を写した写真を新聞で見たのですが、NGTが2台もあるのです。すばらしい。
国立天文台・天文ニュース。ほぼ90年ぶりに再発見されたテンペル・スイフト彗星の話。修正版がでたので再掲載。
今月は満月が2回(1日と30日)あります。2回目の満月は「ブルームーン」と呼ばれています。
実はブルームーンは、定義はあまりはっきりせず、辞書にも単に「青い月」としか載ってない場合が多いそうです。もちろん天文学上の用語ではありません。
国立天文台・天文ニュース。ガンマ線バーストの数とエネルギー。
国立天文台・天文ニュース。ほぼ90年ぶりに再発見されたテンペル・スイフト彗星の話。
アメリカのアマチュア天文団体が国際宇宙ステーションにアマチュアのための望遠鏡を載せようと計画。
クリスマスに米ノースダコタ州でみられたオーロラ。
福岡と大阪のプラネタリウムが職員を募集。
問い合わせは協会ではなく各館の方へ。
M1カニ星雲が広がっていく様がわかる画像。
2015年までに月への観光旅行を実現しようという民間プロジェクト「ルナ・クルーズ・プロジェクト」が発足。
X線観測衛星チャンドラによる NGC 4636。
日本がアジアの宇宙開発競争を加熱させる。。。。かな?
こぐま座流星群(12月22-23日極大)、例年並みの出現。
第8回さじアストロパーク星景写真コンテスト。
アレシボ電波望遠鏡による地球近傍小惑星探査、継続へ。
実績不振で、NASAが2002年以降の支援を打ち切ると発表したものの、惑星協会をはじめとする多くの団体や研究者の抗議と要請を受け入れることになったとのこと。
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した星形成領域 NGC 2080。HSTのサイトでは、「Season's Greetings」、アストロアーツは、これを受けたか「クリスマスプレゼント」と表現してるのですが、これ、「Ghost Head Nebula(幽霊の頭星雲)」と呼ばれてるんですよね。で、日本惑星協会のWebサイトでは「おどろおどろしい」と表現されています。
福原の目にも不気味に見えるんですが、実体は星の赤ちゃんが誕生するゆりかごだったりします。
「星の好きな人のための新着情報」は、事実上年中無給無休です。ただし、たまにはサボります毎日必ず更新するとは限りません(笑)。
西はりま天文台で挙式。
んと、同天文台で式をあげたのは何組目だっけ。。。(そんなに多いわけではありません)
お正月(1月3日〜4日の夜)に、「りゅう座ι(イオタ)」流星群、別名、「しぶんぎ座」流星群が極大を迎えます。
G. Altavilla 氏らのグループは、ESO/MPI 2.2メートル望遠鏡による12月8日(世界時)の観測から、暗い超新星を2個発見しました。(SN 2001io, 2001ip)
イギリスの M.Armstrong 氏は、12月14日(世界時)の観測から、「とかげ座」のに17.2等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001iq)
リック天文台超新星捜索チームは、12月19日(世界時)の観測から、「うみへび座」のMCG -02-22-22に17.5等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001ir)
先日、地球に接近した小惑星1998 WT24の画像。
アメリカのNORAD(北米防空司令部)によるサンタクロース追跡作戦、今年も。
Sloan Digital Sky Survey の観測から、5個の超新星と思われる天体が発見されました。(SN 2001ij, 2001ik, 2001il, 2001im, 2001in)
LINEARは、12月7日(世界時)の観測から、「うお座」に核光度19.9等の彗星を発見しました。その後、JPLのC. Hergenrother氏と高知県の村岡健治氏の軌道計算で、1908年以来見失われていたテンペル・スイフト彗星(11D, TEMPEL-SWIFT)であることがわかりました。(COMET 11D (TEMPEL-SWIFT) = P/2001 X3 (LINEAR))
NASAの諮問委員会、国際宇宙ステーション計画の規模縮小を勧告。
1969 年にオーストラリアに落下した隕石から糖を発見。生命の元となる物質は宇宙からやってきたとする宇宙起源説を裏付け。
球状星団M22に恒星間空間を浮遊する「独立惑星」を発見したとされる論文を著者が撤回。
イオン推進エンジンのテストやボレリー彗星の探査などをおこなった探査機ディープスペース1、引退へ。
小惑星パンドラによるポルックスの掩蔽、改良予報に基づく予報図。掩蔽帯は若干北へシフト。
マサチューセッツ工科大学のスチュアート氏は、リニア(LINEAR)計画の観測結果から、地球に衝突する危険性を潜在的に秘めた小惑星(地球接近小惑星; NEA)の数を1227個程度と推定。
ドニー大学のウー氏や、国立天文台ハワイ観測所の関口和寛氏たちの研究グループは、星が光を出すメカニズムとして、新たに「電気」というメカニズムを提案しました。
呼び捨てにしたり敬称をつけたり、どうしたものだろう。。。論文なんかだったらまず確実に呼び捨てなんだけど。
日本流星研究会が、11月のしし座流星群について、「曲がる流星」や「音が聞こえた流星」などの不思議な現象の情報を求めています。
NASDA、月周回衛星SELENEに搭載するビデオ(TV?)カメラの選定結果を発表。NHKしか募集しなかったのでNHKのカメラに決定。
「地球への天体衝突」研究の現状。
太陽観測衛星「ようこう」、金環食帯を通過する際の予期しない回転が原因で電力不足に陥り、観測中断。
X線観測衛星の打ち上げ失敗、スーパーカミオカンデの破損に続き、日本の誇る観測装置が次々と....
世界で初めて、宇宙でCM撮影が行われました。ポカリスエットのCMです。
来年1月31日に打ち上げ予定のH-2Aロケットの準備状況。
木星の衛星ガニメデにあるチェーンクレーター。1997年にガリレオ探査機が撮影。1994年のShoemaker-Levy第9彗星のように、分裂して一列に並んだ彗星が次々に衝突した跡と考えられます。
宇宙開発事業団の有人宇宙船構想。(情報:畑さん)
旧ソ連のロケットの残骸が国際宇宙ステーション(ISS)に衝突する危険があり、ISSの高度を60キロメートル上昇。
軌道修正には、ドッキング中のスペースシャトル・エンデバーのエンジンを使用。
月面発電所構想。
月面発電所からのマイクロ波の強度が真昼の太陽光線の5分の1程度って、相当強力な気が。
東大のスーパーコンピュータ GRAPE 6 が、ブラックホールの運動シミュレーションで、コンピューターで世界で最も優れた性能を記録したものに送られる、米ゴードン・ベル賞を受賞。通算5回目の快挙。
[紹介] 日本プラネタリウム協会
美星スペースガードセンターに口径1メートルの望遠鏡を導入。
日本スペースガード協会のWebサイトでは、先日発見されたBATTERS彗星の発見画像なども公開されています。
オーストラリアのR. O. Evansは、12月10日(世界時)の観測から、「つる座」のNGC 7424に14.5等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001ig)
LINEARは、12月13日(世界時)の観測から、「おとめ座」に彗星を発見しました。(C/2001 X1)
JPLのJ. V. Scottiは、12月14日(世界時)の観測から、「かに座」に彗星を発見しました。(C/2001X2)
イギリスのT.Bolesは、12月10日(世界時)の観測から、「ヘルクレス座」のMCG +06-40-3に17.7等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001ih)
リック天文台超新星捜索チームは、12月11, 13日(世界時)の観測から、「アンドロメダ座」のUGC 4444に17.7等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001ii)
2004年に肉眼彗星になるかもと期待されているC/2001 Q4(NEAT)彗星、最近の計算では、なんと、2004年5月に0.9等の予想が。
小惑星パンドラによるポルックスの食、見える位置は結局北海道になる見込みとのこと。
12月16日に小惑星1998 WT24が地球に180万キロまで接近。
小惑星1998 WT24の軌道要素と位置推算表。
国立天文台・天文ニュース。純粋な太陰暦であるイスラム暦とラマダンの話。
ある意味、時事問題です。
国立天文台・天文ニュース。暗黒物質の候補の一つ、MACHOの直接観測に成功した話題。
マーズ・オデッセイが、火星に大量の水素が存在することを示すデータを送ってきたとのこと。
ふたご座流星群が極大の最中です。
宇宙科学研究所、M-V型ロケットの第一段モータの燃焼試験を実施。
国立天文台Webサイト、2002年の初日の出の時刻を掲載。
もうそんな時期ですね。
北海道の名寄市立木原天文台、地球に200万キロまで大接近する特異小惑星1998WT24のインターネット観望会を予定。12月15日〜16日。(情報:同天文台、佐野さん)
[しし座流星雨] 写真。韓国の天文台と流星雨。
12月8日の記事で、小惑星パンドラによるポルックスの食が見られるのを「北海道」と書いてしまいましたが、「およそ新潟県、群馬県、栃木県、茨城県あたり」の誤りです。(指摘:野村さん)
北海道は天文年鑑2002の記述です。なぜこっちが頭にあったのか。。。(汗
火星にも気候の変動があって、将来は温暖になる可能性もある、とのこと。
リック天文台超新星捜索チームは、12月7日(世界時)の観測から、「うお座」のNGC 7503に約17.4等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001ic)
リック天文台超新星捜索チームは、12月7,9日(世界時)の観測から、「ペガスス座」のUGC 12424に18.8等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001id)
イタリアのA. Bincolettoは、12月9日(世界時)の観測から、「おおぐま座」の UGC 5542に16.5等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001ie)
イギリスのT.Boles,は、月日(世界時)の観測から、「さんかく座」と「アンドロメダ座」の境界付近のMCG +06-6-43の近くに17.2等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001if)
IAUCには、MCG +06-6-43は超新星の付近では最も明るい銀河だけれども、周辺にもいくつか銀河があって、どれが超新星の母銀河か確実でない、というような事がかかれています。
宇宙ステーションのクルー、テロ犠牲者を追悼
宇宙服の製造技術を応用して作ったベビー服で、赤ちゃんの突然死(乳幼児突然死症候群; SIDS)を減らそうという試みがあります。
ついに、ダークマター天体の直接観測に成功。
[HST] NGC 6822 にある巨大な星の工場
51P/HARRINGTON(ハリントン)彗星の核が分裂。
まったく暗い彗星ですけど。
宇宙開発事業団Webサイト、リニューアル。
H2-Aロケット2号機公開。
1999年のしし座流星雨の際、月の暗い側6カ所で発光が確認されています。
[しし座流星雨] これは美しい。。。。
C/2001WM1リニア彗星です。
H2ロケットの打ち上げ失敗で後継機の打ち上げが遅れている気象衛星「ひまわり」、そろそろ限界に来ているので、米国の予備衛星「GOES」を借りる異例の交渉をすることに。
「ひまわり」の位置修正用の燃料がそろそろ底をつきかけているようです。
X線観測衛星チャンドラが撮影した金星の姿の日本語による解説。
T. Puckettは、12月4日(世界時)の観測から、「かみのけ座」のNGC 4162に17.4等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001hg)
リック天文台超新星捜索チームは、月日(世界時)の観測から、「みずがめ座」のMCG -02-57-22に17.5等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001hh)
High-Z Supernova Search Teamは、9月および11月の観測から、超新星と思われる天体を19個発見しました。(SN 2001hi〜ia)
なお、これらの超新星の観測には、すばる望遠鏡も使われています。
イギリスのM.ArmstrongとR. Arbourは、それぞれ12月7日(世界時)の観測から、「とかげ座」のNGC 7242に15.3等の超新星と思われる天体を独立発見しました。(SN 2001ib)
来年4月に、一等星(ふたご座のポルックス)が小惑星によって隠される珍しい現象が起こります。
小惑星による恒星の食はよく観測されているけれども、一等星というのは滅多にないですね。
掩蔽帯は北海道を通ると予想されていますが、大きくずれる可能性があります。
「わし座」のマイクロクェーサーGRS1915+105の質量が直接観測で求められたけれども、これまでの推定よりも大きすぎ、これまでのどのモデルともあわないので議論を呼んでいるとのこと。
天文年鑑2002(誠文堂新光社)より、2002年の天文現象で目についたものを適当に拾ってみました。
2002年は惑星食の年のようです。
その他、しし群以外の流星群(1/3しぶんぎ、8/12-13ペルセウス、12/14-15ふたご)は定番ということで。また半影月食が1回あります。
スペースシャトル・エンデバー、厳戒態勢の中打ち上げ。
スペースシャトル・エンデバーと国際宇宙ステーションが一緒に見えるかも。
2人目の宇宙旅行者に南アフリカの青年実業家再び。
スタートレックの先を行く現代の技術は何?、の2回目。
ふよう一号の再突入結果について。
[同好会紹介] 東大和天文同好会。東京都東大和市が拠点。毎月の定例会の他、富士山周辺や山梨などで観測会 を実施。作ったのは2人の小学生(当時)だったということです。
NASA、冥王星探査機の基本設計を始めるよう専門家チームに指示。
冥王星にはこれまで探査機が一度も行っていません。
[しし座流星雨] 台湾で撮影された流星雨。
2日の午後5時半頃、沖縄県内各地でなぞの飛行物体の目撃情報。
実は米軍機とか。
木星探査機ガリレオが撮影した画像で、木星の衛星カリストに海がある可能性がさらに高まったとのこと。
スーパーカミオカンデの破損状況。
Supernova Cosmology Projectは、昨年4月30日(世界時)の観測から1個、および、今年8月月下旬の一連の観測から21個、計22個の超新星および超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2000fr, SN 2001gk〜2001he)
もう、好きにしてって感じ。
D. Hammerは、SOHOの観測から、太陽をかすめる彗星5個を彗星を発見しました。(C/2001 V3, 2001 V4, 2001 V5, 2001 W3, 2001 W4; いずれもSOHO彗星)
リック天文台超新星捜索チームは、11月27日(世界時)の観測から、「うみへび座」のMCG -03-23-17に約16.1等の超新星と思われる天体を発見しました。(SN 2001hf)
宇宙少年団奈良分団の募集について、訂正がありましたので、再掲載します。応募条件がずっと簡素になっています。奈良県下の、平成14年度新小学校4年生〜高校3年生。
毛利衛さんの講演会「宇宙が教えてくれたこと」。1月23日。
また、同日、宇宙少年団奈良分団発団式も開催予定。分団員を募集。
応募できるのは小学校4年生〜高校3年生で、23日の講演会への参加応募が条件。
毛利さんの講演会は社会人も参加可能です。(情報:蒼月すばるさん)
[しし座流星雨] 仙台天文同好会の佐藤信さんが、1秒間に30個以上の流星が流れる流星バーストを観測。(情報:パレットおおさき、遊佐さん)
この現象は、1997年11月の、やはりしし座流星群の極大時に、日本流星研究会の木下正雄さんがハワイ島マウナケア山中腹でビデオ撮影し、「木下現象」として注目されたものです。
19日の現象も実物が見てみたい。。。
[すばる望遠鏡] 「ケック望遠鏡 レーザーガイド星実験についてのお知らせ」を掲載。
スペースシャトル・エンデバーの打ち上げは日本時間5日朝に。
地球資源衛星1号(ふよう1号)、日本時間の3日22時半ごろ、南極圏で大気圏に突入。
木星探査機ガリレオによって撮影されたイオとカリストの写真
太陽探査機ジェネシス、観測点である、地球軌道上のラグランジュ点(L1)に到達。
宇宙科学研究所と宇宙開発事業団共同の高速再突入飛行実験 DASH、2002年の冬に実験機を打ち上げ予定。
C/2001 WM1 LINEAR彗星、肉眼彗星に。現在5等級。
吉田誠一さんのグラフを見ると、夏から急激に光度を上げてきたみたいです。
そのC/2001 WM1 LINEAR彗星の画像。
スペースシャトル・エンデバーの打ち上げ、再度延期に。
火星には、かつて、全地表面を深さ30メートルで覆うほどの量の水があった、とアメリカの研究者が発表。
ふよう1号、3日〜4日に再突入の予測。最も可能性が高いのは3日18日頃。
[Astronomy Picture of the Day] ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した超新星1994D、なんですが、この銀河の姿がなんとも美しいです。
すばる望遠鏡「今月のすばる」、「マウナケア山頂にある観測制御棟」
[しし座流星雨] 今年のしし座流星群の極大は19日3:10頃に最大HR2,300。最大ZHR4,500。日本流星研究会発表。
6500万年前の小惑星衝突による森林破壊は、衝突点のほとんど反対側のニュージーランドまで及んでいたことが判明。
当時のニュージーランドは地球のどの位置にあったんでしたっけ(大陸移動の事を言っています)。
プログレスのトラブルの影響で、スペースシャトルの打ち上げが一日延期。
X線観測衛星チャンドラが撮影した金星。光ってるのは太陽からのX線を受けて金星の大気中の原子が光ってるよう。
銀河の森天文台が、24〜25日の低緯度オーロラの画像をアニメーションに。